このページは、保護者の皆様とお子様が 一緒にサッカールールを学べる ように作成した資料です。本文の記述内容や表現は小学生(特に中・低学年)には少し難しい部分もありますので、ぜひ一読してからお子様へ内容を伝えてあげてください。記述に不明な点があれば、いつでもコーチへお尋ねください。
JFAの理念・ビジョン・バリュー
理念
サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。
ビジョン
- サッカーの普及に努め、スポーツをより身近にすることで、人々が幸せになれる環境を作り上げる。
- サッカーの強化に努め、日本代表が世界で活躍することで、人々に勇気と希望と感動を与える。
- 常にフェアプレーの精神を持ち、国内の、さらには世界の人々と友好を深め、国際社会に貢献する。
バリュー
- エンジョイ ── スポーツの楽しさと喜びを原点とすること
- プレーヤーズファースト ── 選手にとっての最善を考えること
- フェア ── オープンかつ誠実な姿勢で構成を貫く
- チャレンジ ── 成長への高い志と情熱で挑戦を続けること
- リスペクト ── 関わりのあるすべてを大切に思うこと
1. フィールドの大きさと名称
フィールドの大きさは少年サッカー用のサイズですが、あくまでも目安であり、このサイズ通りでなくても公式戦は出来ます。主な名称:センターサークル/センターライン(ハーフウェーライン)/ペナルティエリア/ゴールエリア/ペナルティーアーク/コーナーエリア/タッチライン/ゴールライン/コーナーフラッグポスト など。
ポイント:コーチは練習や試合でこの名称で指示を出します。しっかり覚えましょう。
2. 用具と身だしなみ
- 必ず すね当て を着用する。(競技規則)
- 靴のヒモはきちんと縛る。ただ「ほどけなければ良い」のではなく、しっかり締める。靴の中で足が遊んでいては良いプレーは出来ませんし、ケガの元になります。
- 爪は短く切っておく。自分や他のプレーヤーを傷つける原因となります。
- 試合の時は、必ず シャツをパンツの中に入れる。
ご父兄へのお願い:ファスナーやホックが付いているアンダーシャツは試合中の着用ができません。冬の大会などでユニフォームの下に着用するアンダーシャツはチームで準備します。
3. コイントス
試合開始前のコイントス
コイントスに勝ったチームが、前半に攻めるゴールか、またはキックオフを行うかを決めます。
PK戦前のコイントス(2回行います)
- 1回目:使用するゴールを決めます。「コインの出た面」とは、コイントスを行う前に主審が「表が出たら右のゴール/裏が出たら左のゴール」と予め決めた面のことです。
- 2回目:コイントスに勝ったチームが、先に蹴るか後に蹴るかを決めます。
ポイント:コイントスは主審と両チームのキャプテンで行います。この時、他の選手はコインを覗き込まずにしっかり前を向いていましょう。
4. キックオフ
キックオフはプレーを開始または再開する方法のひとつであり、以下の時に行います:
- 試合開始および試合の後半開始時
- 得点のあと
- 延長戦の開始および延長戦の後半開始時
板橋区の公式戦(8人制)は 15分ハーフ です。
キックオフの進め方
- すべての選手は自陣のフィールドにいる。
- キックオフされるチームの選手はインプレーになるまでセンターサークル内に入ってはいけない。
- 主審が試合開始(再開)の笛を吹いて、ボールが明らかに動いたときインプレーとなる。
- キックオフをした選手は、他の選手がボールに触れるまで再びボールに触れられません。
ポイント:キックオフのボールが直接ゴールした場合も得点は認められます(但し各大会で規定あり)。キックオフのボールが直接自陣のゴールに入った場合は、相手側のコーナーキックで再開します。
5. アウトオブプレー
地上・空中を問わずボールがゴールラインまたはタッチラインを完全に超えた時、または反則・怪我人などのために主審が競技を停止した時、アウトオブプレーとなります。
ポイント:ボールが完全にラインを超えないとアウトオブプレーとなりません。スローイン・コーナーキックを行っている時間は競技時間に含まれます。
6. スローイン
スローインの進め方
- ボールを最後にタッチラインに出した選手の 相手側 の選手が行います。
- ボールがタッチラインを割った地点から、好きな方向へ 両手 でボールを投げ入れます。
- 両足の一部はフィールドの外、または足の一部がラインに触れていなければなりません。
- ボールを 頭の後ろから頭上を通して 投げなければなりません。
ポイント:スローインから直接得点することはできません。スローインからの再開はオフサイドの対象になりません。ゴールキーパーは味方からのスローインを手で扱うことはできません(バックパス)。
7. ゴールキック
ゴールキックの進め方
- 守備側の選手がゴールエリア内の任意の場所からボールを蹴ります。
- ボールが蹴られたらインプレーとなります(ペナルティーエリアから出るのを待たなくて良い)。
- 相手側選手はゴールキックが行われるまでペナルティーエリア内に入れません。
- キッカーはボールが他の選手に触れるまで再度ボールに触れることはできません。
ポイント:自陣ペナルティエリアからのフリーキック(直接FK・間接FK)もボールが蹴られたらインプレーとなります。ゴールキックからの再開はオフサイドの対象になりません。
8. コーナーキック
コーナーキックの進め方
- 攻撃側の選手がボールが出た地点に近いコーナーアーク内にボールを置いて蹴ります。
- ボールが蹴られたときインプレーとなります。
- インプレーになるまで守備側選手は 7m以上(少年サッカー) 離れなければなりません。
ポイント:コーナーキックのボールが直接ゴールインした場合も得点は認められます。コーナーキックからの再開もオフサイドの対象になりません。
9. 得点
ボールが両ゴールポストの間と、クロスバーの下で ゴールラインを完全に超えた時 得点となります。
ポイント:ボールが完全にゴールラインを超えないと得点にはなりません。
10. ペナルティーキック(PK)
PKは以下の時に行います:
- 自分のペナルティエリア内で 直接フリーキックとなる反則を犯した 場合、相手チームに与える。
- 試合終了時、引き分けで大会規定により勝者を決めなければならない時(PK戦)。
PKの進め方
- キッカー以外の選手はインプレーとなるまで指定エリアに入れません。
- キッカーは主審の合図でボールを 前に 蹴ります。
- キッカーはボールが他の選手に触れるまで再度ボールに触れることはできません。
- ボールが蹴られるとき、ゴールキーパーは少なくとも 片足の一部をゴールライン上 に位置させていなければなりません。
ポイント:GKがはじいたボールをキッカーがゴールした場合は得点。ゴールポスト・クロスバーではじかれたボールをキッカーがゴールした場合は得点になりません(相手側の間接FK)。
11. 反則とフリーキック
主な反則の種類とリスタート方法(RS:Restart)は以下の通りです。直接 は直接フリーキック、間接 は間接フリーキックを意味します。
直接フリーキックとなる反則
| 反則名 | 内容 |
|---|---|
| ハンドリング | ボールを手や腕で扱う |
| プッシング | 相手を腕や手で押す |
| ホールディング | 相手を押さえ込んだりユニフォームをつかむ |
| キッキング | 相手を蹴る、または蹴ろうとする |
| トリッピング | 相手をつまずかせる |
| ファウルチャージ | 不正なチャージ、乱暴なチャージ |
| バックチャージ | 背後からのチャージ(ボールへのチャージでも危険であれば反則) |
| ジャンピングアット | 相手に飛びかかる |
| ストライキング | 相手を殴る、または殴ろうとする |
間接フリーキックとなる反則
| 反則名 | 内容 |
|---|---|
| 危険なプレー | 相手の前で足を高く上げる等 |
| オブストラクション | 故意に相手の進路を妨害する |
| オフサイド | 待ち伏せ攻撃(別途解説) |
| 二度蹴り | キックオフ・ゴールキック・コーナーキック・スローイン・フリーキックをした選手が、他選手に触れる前に再びボールに触れる。GKがボールを手から放したのち、他選手が触れる前に手で再び触れる。 |
| バックパス | 味方選手から故意にGKにパス(スロー含む)したボールを手で扱う |
| 6秒ルール | GKが6秒を超えてボールを保持し続ける |
| GK妨害 | ゴールキーパーがボールを手から放すのを妨げる |
ポイント:
- 直接FKとなる反則を守備側選手が自陣ペナルティエリア内で犯した場合 → PK。
- 主審が片手を真上に上げた時は 間接FK の反則があったことを示します。
- フリーキックからの再開はオフサイドの対象になります。
- 守備の「壁」が3人以上で作られた場合、すべての攻撃側選手は壁から1m以上離れる必要があります(1m以内に侵入したら相手の間接FK)。
12. オフサイド
オフサイドとは、攻撃側選手がボールを相手ゴール方向に蹴った瞬間に 受け側選手がオフサイドポジションにいて、そのボールに積極的にプレーした場合 に適用される反則です。
ただし、オフサイドポジションにいること自体は反則ではありません。 主審が「ボールに積極的にプレーした」「相手選手に干渉した」「その場所にいたことで利益を得た」と判断した場合に適用されます。
オフサイドポジションとは
ルールブックによると「競技者がボールおよび 後方から二人目の相手選手 より相手ゴールラインに近い」とあります。通常、後方から二人目の相手選手の一人はGKですから、相手側最終ディフェンスラインの選手より相手のゴールに近いところにいる と考えてよいでしょう。
覚えておきたいポイント
- ゴールキック・スローイン・コーナーキックからのボールはオフサイドにはなりません。
- パスが出たとき自陣にいて、オフサイドポジションに移動してパスを受けてもオフサイドにはなりません。
- パスが 出た瞬間 にオフサイドポジションに居なければオフサイドにはなりません。
オフサイドのケーススタディ(要点まとめ)
- ケース1: Aがパスした瞬間、Bがオフサイドポジションにいなければオフサイドではない。
- ケース2: Bが最終DFと並んでいた場合はオフサイドではないが、頭・胴体・足がゴール方向に出ていればオフサイド(手はOK)。
- ケース3-1: Bがオフサイドポジションにいてボールに向かい、周りに味方がいなければオフサイド。
- ケース3-2: Bがオフサイドポジションだったが、ボールに触れる前にオンサイドのCが触れた → Bは触れていないのでオフサイドではない。
- ケース4: Cがオフサイドポジションにいても、負傷で倒れていて積極的にプレーに関与していない → オフサイドではない。
- ケース5-1: Aがパスした瞬間Bがオフサイドポジションでボールに向かい、周りに味方がいなければオフサイド。
- ケース5-2: Bがオフサイドポジションでも、ボールに触れたのがオンサイドのC → Bはオフサイドではない。
- ケース6: Bが最終DFより前にいても、オフサイドラインがボールのあるA地点なら → オフサイドではない。
- ケース7: Aがパスした瞬間Bがオフサイドポジション。その後、オンサイドに移動してパスを受けた → オフサイド(パスが出た瞬間で判定)。
- ケース8: Aのシュートで得点。Bはオフサイドポジションだが、プレーに干渉していない → オフサイドではない。ゴール認められる。
- ケース9: Aのシュート時、BがGKの前で視線を遮った。Bはボールに触れていなくても干渉しているのでオフサイド → ゴール認められない。
- ケース10: AがオンサイドのBにパス。オフサイドポジションにいたCがハーフウェーライン方向に戻っているだけ → オフサイドではない。
- ケース11: 同様にCがゴール方向に走っていても、直接プレーに関わらなければオフサイドではない。
- ケース12: Aのシュートがポストにはね返り、オフサイドポジションのBが拾いに行った → オフサイド(利益を得た)。
- ケース13: GKがパンチングしたボールを、オフサイドポジションのBがシュート → オフサイド(利益を得た)。
- ケース14: Bがペナルティエリア内で負傷して倒れているが、GKの守備に干渉していると主審が判断 → オフサイド。
- ケース15: Bがオフサイドポジションでボールを追ったが、触れる前にゴールラインを割った → ゴールキックで再開(Bが触れていないのでオフサイドにはならない)。
- ケース16: AのシュートがDFに当たって跳ね返り、オフサイドポジションのBがプレー → オフサイド(利益を得た)。ただし、DFがカットしようと積極的にプレーした結果なら、オフサイドではない。
※具体的な位置関係の図は 「サッカールール親子勉強会資料(PDF)」 をご覧ください(このページ末尾からダウンロード可能)。
本資料は FC北前野スタッフ一同が、家庭でのサッカーコミュニケーションのお役に立てればという思いで作成しました。記述に不明な点がございましたら、いつでもコーチへお気軽にお尋ねください。